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時代小説

1: :

2017/06/19 (Mon) 23:24:58

http://bbs3.fc2.com//bbs/img/_853100/853046/full/853046_1497882298.jpg ドラマや映画では扮装や舞台となる設定場所など
制約の多い時代劇は制作資金面の問題で
減少傾向らしいですが出版界では書店内でも
陳列面積が広がっています。

大昔にみた新選組血風録だったか燃えよ剣かを
失念しましたが電信柱が映り込んでいました。
私は現代においてそれが当然なことだと考えますから
何一つ異議を感じませんが視聴者の中には、
そういうことを探し回って放送局に電話し抗議する
ことを生きがいにしているような方が居るのも
事実です。

そのうち、どれこれのドラマで殺されたのに
また生き返って出ている、とか他の作品を見て
抗議するバカが現れるかもしれません。
で・・・今夜は時代小説の短編紹介などを

佐江衆一「江戸職人綺譚」の中の「一会の雪」

概略を書きますね。

ひとの往来が少なくなった季節の街道にある茶店。
一日の店開きも、そろそろ店も閉めようかの時刻に
旅装束の女がやって来る。
おすぎは、一息入れる程度なら無下に断れないと
応対するが、どうやら旅の女は病の様子。
突然の困ったことだが、このまま女を投げ出して
店を閉めるわけにもいかない。
「その様子じゃ道の途中で行き倒れになりますから
「狭いところだけれど一晩、此処でお休み下さい。

引き留めて看病しながら、女の事情のおおまかな
ながれを知ることになる。
夫婦になる約束をしながら江戸に出て一流の職人に
なって帰って来るから待っていてくれないかと男は
消える。
待てど暮らせど便りも途絶えたけれど15年も越えて
何処にいるかの噂を耳にして会いにゆく途中だという。
翌朝、男が作った手行李と入れた荷物を残し女は息絶える。
中には男物の子持縞の袷が入っていた。

おすぎは、これを江戸にいる男の元に届けてやらないと
旅の女が成仏できないと年が明けた機会を待ち旦那に言う。
生涯に一度くらいお江戸を見物して浅草観音にもお参り
したい。
許しを得たおすぎは旅に立ち、男の消息を調べ住まいに
辿り着く。
これこれしかじかとの話を男にする。
職人気質の不器用な生き方しかできない男に現実の江戸
生活は望んだようなものではなかったようだ。

おすぎが旅立つ朝、いつか立派な葛籠が作れるようにな
ったら、あんたに届けるよ、と男。
最初の印象は良くなかった、けれど話しているうちに
次第に心がひらき、おすぎは其の日が待ち遠しくなる。

それから何年、経ったことだろう。
毎年、あの日のように雪が降り、おすぎの身辺も変わる。
子は既に巣立ち旦那が先立つ頃、おすぎは還暦になった。
伊助に会ってから20年、変わらぬ日が続いている。
決して一日たりとも伊助の約束を忘れることは無かった。

或る日、今年の初雪がちらついた師走の夕暮れ
ひとりの旅人がやって来る。
「あんたが、おすぎさんかい? 
「これを預かって来たんだ
旅人が、おすぎに見せたのは小さな手文庫葛籠だった。

そして・・・
「伊助さん、亡くなりましてね
その先の言葉は、おすぎの耳には届かなかった。







2:キャロット :

2017/06/21 (Wed) 06:11:15

おはようございます。

久し振りの時代小説のご紹介。読んだ気分です。
佐江衆一って初耳の作家さんでした。

私は葉室麟の”山桜記”を読みました。

戦国の世の夫婦の姿に焦点をあて、「武」の背景に秘められた
様々な情愛の光景を描いた傑作七作。 とありました。

再読してもよいかなと思い、本棚にしまいました^^
3: :

2017/06/21 (Wed) 08:19:35

おはようございます。
予報通り激しく降って今は落ちついています。

時代小説作家、なんか急に増えた感じが
しますよね。
若い頃は紙芝居風な大層なのが多かったけど
いまのは山本周五郎の市井もの系や藤沢周平の
下級武士の哀歓系な名作が多くて引き込まれます。

葉室さんは名前ばかりでまったく追いつけていな
いけど短編から経験しておこうかな。
こうして知らない情報の交換は楽しみですね。

反応の無いところなのでレスがあるとは思わなくて
今日の更新が先走りました、御容赦。

朗読がありましたよ。

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